デルタの窓口

2023年1月10日火曜日

2つの"島"で年の瀬

12月31日()




このままだと年始の旅行で18きっぷが1回分余りそうだったので、先立って大晦日にお出かけしてきました。何個かルート案がありましたが、なんとなく東へ。

笠岡で下車。何気に鉄道では初訪問です。


そのまま笠岡港へ。2022年最後の日は船旅で締めくくることにしました。

笠岡港の段違い岸壁。おそらく船の大きさに応じて傾斜を選択しているのでしょうけど、5パターンもいるか…?

今日のお船。笠岡諸島への航路はいくつかありますが、その中の金風呂丸フェリーは例のごとく御船印があります。

船内のカウンター的なところにあった彼是。チロルチョコもステッカーもご自由にどうぞとのことで島の温かさをさっそく体感。

船内からはガラス越しに操縦室が見える仕様。操縦室と客室が同じフロアにあるフェリーって案外珍しい気もしますね。

3つの港を経由しますが、どこで降りても同額運賃だったので終点の金風呂丸まで。金風呂丸と言われるとしっくりこないですが、千鳥・大悟の出身地こと北木島と言えば説明はもう不要でしょう。


もともとは石の島だったようで、採石場を観光地化した施設もありました。まあ年末なので休業していましたが((


小山の上の神社から。入り江とフェリーの組み合わせが醸し出すのんびりとした空気感よ。

少し海から離れて丁場跡湖上ステージ。断崖と湖畔の雰囲気が相まってすごい神秘的でした。

ステージ近くにあったバス停の時刻表。訪れて思いましたが北木島って意外と大きく、島の反対側にある大悟の生家まで歩いて2時間弱かかるので、そりゃ路線バスも必要になるなと…(逆に週1日運行でいいのか。。。)

笠岡に戻って井笠鉄道の保存車。私鉄でデッキ付きのクルマなのがミソです。


1932年製だけあって内装はシンプル。そういえば軽便鉄道ってあんまり実車見たことないですね。この辺で笠岡から撤退。

東に動いて2つ目の島へ。水臨の旧型気動車が年末で特別運行していたので参戦してきました。


折り返し。キハ40の高運転台仕様みたいな感じがして、5両しか製造されなかったのがもったいないぐらい個人的に好きなデザインです。


続いてキハ30+キハ38。60年以上前のクルマとはいえ、400両以上製造されて令和の今この1両しか現役がいないのは、私鉄電車と比べて気動車の短命さを痛感しますね。


倉敷市まで乗って折り返しを歩道橋から。どさくさに紛れていますが、1987年生まれのキハ38なんていうほどノスタルジー感がないのでサクッと。

水臨のイベントも終わり、岡山に寄り道する気にはならなかったのでそのまま帰路へ。
終の日の入りは尾道水道で迎えました。

…と見せかけてY線へ乗り換え。


最後は御船印集めも兼ねて呉から松山フェリーで帰宅。2022年は船で締めます。

石崎汽船の旭洋丸で広島へ。広島港が近所ゆえに逆に石崎汽船便に乗るタイミングがなかったので、時間があるこの際に乗ってきました。


45分ほどで広島港に着岸。松山フェリーに呉→広島で乗るなんてパッと見ネタくさいですが、実はクレアライン+広電=980円なので呉→宇品で考えるとそんなに大差なかったり。

というわけでこれにて2022年編は終了です。
蛇足ですが今年の年末年始は11連休いただいたので、年明けてからが本番です。ではでは。

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