デルタの窓口

2015年7月20日月曜日

青い被爆電車再び -乗車編-

6月14日()

運行初日は撮影に専念してきたわけですが、今日は例のorihika氏とかsakachanchi氏などと一緒に実際に653号に乗車してきました。
先に申しておきますと、乗車録なので車内のことなどもいろいろと書いていきます。別に平和学習にネタバレも何もないとは思いますが、一応これから653号に乗車する方でまだ内容を知りたくないという方がいらっしゃいましたらこの記事はスルーしてください。



















予定通り653号は2番線から発車。これから西広島までの30分強ほど、653号を中心として様々な内容のドキュメントが車内で放送されます。



















車内には前後の運転台後ろと中扉の計3ヶ所にテレビが設置されていました。往路では青い653号が復活に至るまでの経緯や、原爆が人体にもたらした影響などについてのドキュメントが放映されました。



















折り返しの広電西広島では15分の休憩が設けられました。その間に車内も空っぽになったのでローアングルから。本当に木の温もりが現役時代そのままに感じれる車内です。



















被爆電車には不似合いな広電西広島の屋根。70年の時を経る間に電停も洋風なものに様変わりです。

























今回の企画は着席前提にもかかわらずつり革が残されています。そして壁には戦前・戦時中・戦後の広島の街並みについてのパネルがありました。余談ですが、押しボタンもちゃんと生きていました。




















エンド交換のレバーに「ツーマン」と言う懐かしい文字。というかワンマンとツーマンで切り替える位置が違うんですね。



















管理人、部活の関係でどうしても気になってしまう電源配置。コンセントはテレビ裏にありまひた。



















そして653号はお昼時の広電西広島を出発。復路は意外にもカープを軸として戦後の復興していく広島が紹介されました。



















今回の乗車証をチラリと。列車が紙屋町に差し掛かったあたりで「被爆電車の音と広島の街並みを楽しんでください」ということで番組は終了。知識として知っていたことから新たな発見まで、実に興味深い内容でした。



















653号はいよいよ終点・広島駅へ。思えば、大正時代にできた初代広島駅も、戦後の仮復旧した広島駅も、そしてASSEが出来た今の広島駅も653号は見てきていることを考えると感慨深いものです。



















到着後の回送は添乗員さんの予告通り足早に折り返していきました。




















気づけば8月末までほとんど予約が埋まっている653号ですが、もし機会があればぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。被爆70年の年にふさわしい何かが学べると思います。

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