4月2日(木)
昼編の続き。この日の夜、653号が早速千田工場に牽引回送されました。いや、車庫内での走りっぷりからして自走回送するだろうと思っていたんですが、さすがに検査切れはクリアできませんでした(苦笑)さてさて、そんな歴史的瞬間の1ページに立ったのは1907号でした。653号を迎えに行くべく深夜の千田を出庫。
我々はショートカットでそのまま江波へ。しばらくした後に1907号も合流。そして街が完全に静まり返った頃、いよいよ深夜の珍輸送がスタートします。
江波出庫は動画で収録したのでYoutubeの方でお願いします。653号の方は最低限の灯で動くようです。
ヘッドライトと一部の車内灯しか点いてないものの、それが返って独特の世界観を生み出しています。
歩道橋から一枚。さすがに牽引回送なので猛スピードで走ることはないものの、そればかりか20km/h前後での運転でした。
653号のアップ。窓越しに見える木目調の車内とか渋いというかなんというか、兎に角たまりません。
連結部分。ちなみに650形重連だったらなぁとか夢見ていたのはここだけの話(ボソッ)
舟入幸町の電停を通過。流し撮りには最適のスピードだったので、後は灯りさえ確保できれば不自由なことは何一つない撮影でした。
あっという間に舟入本町。車番は相変わらず2つつけたままで走ってます(苦笑)
車通りもほとんどなくなった2号線をクロスして一路土橋へ。 街灯が程よくあって助かりました。
そして土橋で小休止。余裕があったのでローアングルからの撮影。
そして列車は相生橋へ。何気にこの上り坂が最大の難所のようで、橋の西詰の信号が青になるのを待って本川町電停から一気に加速してきました。
そして相生橋通過っ。人の気配もなければ物音もほとんどしない相生橋を通る1907+653号の姿は、まさに「神秘的」そのものでした。
振り返って原爆ドームを交えて。恐らく653号がここを通ったのは100周年イベントの後以来およそ2年ぶりかと思われます。被爆70年の今年、補修中の原爆ドームと共に653号もあの頃の姿へと戻ろうとしています。そう考えると今年は本当に重要な年なんだと。。。
紙屋町は深夜なのですんなり通過してあっという間に鷹野橋へ。しかし回送ながらも「連結車」をこの鷹野橋でまた撮れる日が来るとは思ってもいませんでした。
S字によって引き立つ653号のもう一つの車番。千田まであと少しです。
日赤病院前で小休止。窓越しに見える木目調がry(2回目)
千田入庫の前にもう一枚。本当にいいものが見れました。
〆は入庫の瞬間を横流しで。ほら、こうしてみると653号が自走しているように見えなくもない…?((
こうして653号は古巣である千田に何事もなかったかのように吸い込まれていきました。
そして入庫次第即閉門。653号は奥の奥に消えていきました。
これにて653号の深夜回送は終了です。翌朝にも早速改造工事を始めたそうで、出場時の姿がとても楽しみです。久々に長丁場になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました!
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