7月6日(土)
金曜日に沖縄出張とかいう「どうぞそのまま旅行してください」みたいなイベントが発生したのでちゃんと遊んできました。関係企業と8時間飲み倒した翌朝ですが…
7時半の那覇空港へ。ハブ空港にしては人が少ない朝特有の雰囲気が好きです。
一度北大東の上空を旋回して着陸します。
沖縄本島から東へ350km、ついに南大東島へ上陸しました。広島から東へ350km行くと滋賀の草津、いかに絶海の孤島かが伝わると思います。
本土と違い、道路との交差部分だけ埋めかけの線路が残っている状況でした。逆に交差部分以外は剥がしやすかったからか線路等はきれいさっぱり残っていないです。
島の中心部に移動すると国民運動場の文字。改めてすごい場所だ…
島の西側にある廃線跡。現役時代は離合ポイントだったようです。説明文の文体がごちゃ混ぜなところがお手製感溢れています。
その十八号集積場跡。奥の石段はホーム跡ということでしょうか…?
廃線跡の探索と言えばGoogleマップでストリートビューが欠かせないですが、この島は西側の一部を除いてデータがない状況。令和のこの時代に自らの脚でしか廃線跡を辿れないのが本当に感慨深く浪漫に溢れています。
せっかく島の外れまで来てしまったので、その足で近くの観光地へ。ドストレートなネーミングが島らしくてよきです。
見どころとしては、断崖絶壁の岩壁の間に1本の大木が映えています。そもそも人類が入植して120年ちょっとの島なので、この程度の大自然はいくらでもある状況です。
ハイビスカスが咲く坂道を下って港へ。ここは桃源郷か…?
北港にやってきました。例の下船用クレーンがスタンバイしていました。
島の中心に戻ってシュガートレインが保存されているふるさと文化センターへ。沖縄にSLがいる…
運転席。日本屈指の台風街道で晒されているのもあってか、車両の状態はだいぶ厳しいものでした。実際内陸側も塩害の被害があるようです。
ディーゼル機関車に関しては原色が分からないレベルの姿に。おそらく壷川公園のと同じ水色だったのでしょう…

保存基地の少し北側にあった怪しい建屋。ヲタクの勘でとりあえず写真だけ撮っておきましたが、帰広して確認するとやはり当時の機関区を流用しているようです。場所からして移築でしょうか。こればかりはテンション上がりました。

かくいう自分も暑すぎて瀕死状態なので涼を求めて星野洞へ。昼休みの間は施錠されているというクセしかない洞窟です。
午後一番の客だったので、解錠してもらって洞窟へ。島一番の観光地ゆえか、上り用の歩行アシストベルトまで設置されています。
通路を降りると想像以上の鍾乳洞が広がっていました。ここ本当に沖縄の離島…?
200年前まで地図にすら載っていなかった島なので、島の発見から鍾乳洞発見までのスピードがエグいです。本当に何なんだこの島。
下まで降りてきました。受付時に言われたのですが、直近で鍾乳洞に頭をぶつけて救急搬送された人がいるようで… 本当に怖い話オブザイヤー決定です。
肝が冷えたところで、洞窟の地底まで到達。泡盛がキンキンに冷やされていました。
だいぶ広い洞窟なのが伝わったかと思いますが、すれ違ったのは1人だけでした。異世界に転生した感覚。
島の中心に移って大東神社。八丈島からの移民が最初に住んだこともあり、宗教は本土と変わりないです。
無事に帰広できるよう安全祈願。島を一周して洞窟を下って山を登って、もう完全にクタクタです。
島唯一の信号。交通教育用なので漏れなく小学校の目の前に設置されていました。
というわけで空港まで帰還。
乗るか迷いましたが、北大東との三角運航の廃止間際でした。帰りはその三角運航で北大東から来た便で沖縄に戻ります。
とはいえ、また来たいと思わせるロマンしかない島でした。次はもう少しシュガートレインを勉強してから来ます。。。
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