8月12日(月)
GWに縄文杉(という名の宮之浦岳)を登った時から意識はしていましたが、20代のうちに富士山を登りたいという目標があったので、このお盆に行ってきました。
宮之浦縦走できたなら行けるだろうということで、あえて御殿場ルートで登っていきます。
前日に御殿場まで前乗り。翌朝ホテルに荷物を預けて登山口に向かいます。
当時は協力金1,000円でしたが、2025年から入山料4,000円に変わったらしく、今後もややこしい制度改定は想定されることを思うと、登るなら早いうちに尽きますね。。。

それにしてもよく晴れました。山頂だけ雲がかかっている富士山はこの時期に何度も見ていますので、最後までこの青空のままとは思ってもいませんが…(笑)
いい感じの看板と。このあたりから上下のルートが分かれます。
1時間ほど歩くと山頂は霧の中に。先が見えない中で黙々と歩き続けます。
上の写真からさらに10分後。突如として晴れました。本当に富士山の天気はよくわからないですね。。。
10:35 新六合目。標準所要時間235分に対して140分なので悪くはないペースです。昼食休憩も加味して登っていきます。
六合目地点から宝永山。再び雲の中から抜け出しました。
11:38 3,000m地点通過。
他の山と違って人は周りにたくさんいるので、野生動物の足音とかを気にする必要がないのがありがたいです。曲のプレイリストを何パターンか用意して、聞き飽きたらしばらくイヤホン外して歩いて、気が向いたらまたイヤホンをしての繰り返しでマインドを保ちます。
赤岩八合館で30分ほど休憩しカレーを摂取。1,300円でしたが、標高3,300mで食事できる体験料込みと考えたら安すぎるくらいでしょう。
12:58 8合目地点を通過。n合目換算で行くとまだまだな感じがしますが、標準所要時間でも山頂まで残り90分ほど。ラストスパートです。
海外経験がないので自分にとって、言わずもがな今日が人生史上最高地点に到達する日。なのでここからは高山病を発症しないかどうかとの戦いでもあります。結果的には耐えましたが、3,700m過ぎたあたりから脳への酸素量が少なくなっている実感はありました。4,000m超の場所に行くときには注意ですね。
13:52、ついに道の先に鳥居の姿を確認。すなわち火口の淵まで到達したことを意味します。
この時ばかりは目頭が熱くなりました。
もうここまでくればウイニングランです。ゴールは右上に見えていますが、その手前にえげつない斜面が見えたので一息つきます。
5分ほど休んで最後の関門に挑みます。最難関と言われた御殿場ルートでしたが、転びそうなほどの急斜面はなかったので、最後の最後にステッキ不可避な斜面に出くわした格好です。
…まあ比較的角度の緩やかな端を辿ってノーステッキで突き進みましたが…
富士山と言えば青と白のイメージですが、やはり近づいてみればれっきとした火山ですね。
14:16 ついに登頂しました。ふたを開けてみれば新五合目を発ってほぼ6時間、順調にたどり着くことができました。
大変恐ろしい話ですが、新五合目から御殿場駅に戻る最終バスまで3時間を切っています。
というわけで、ここからは爆速山頂観光のはじまりです。
とりあえず浅間大社の奥宮にお参りしました。あくまで富士山は世界文化遺産なので、このあたりの宗教的なイベントはちゃんとやっておきたいところ。
一時間弱で七合目地点を通過。ここからは上下でルートが分かれ、下りルートはかの大砂走りに突入します。
先客の足元に砂ぼこりが舞っているのが分かるように、丸くて細かい砂でくるぶしぐらいまで浸かってしまうのですが、それ以上に下り勾配がきつすぎて、足が埋まりかけているのに勢い余ってものすごいスピードで駆け下りれてしまう恐ろしいゾーンです。(何言っているか伝わらない方は富士登山駅伝をご覧ください)
逆に今は絶景が目に飛び込んできても勢い余って数十メートル進んでやっと止まれるような爆速で突き進んでいます。
なんとか足を止めて一枚。雲の中を抜けると突然御殿場の街並みが眼下に飛び込んできました。ここまでですでにえげつない疲労が蓄積されているはずですが、この景色で本当に疲れが吹っ飛びました。
感想ですが、一生に一度で満足してしまうにはもったいない場所だなと思いました。お鉢巡りもちゃんと時間を確保してやりたいです。次は須走ルートですかね… 誰か友人を連れて吉田ルートでもいいなとは思っています(笑) ではでは。
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