デルタの窓口

2023年8月21日月曜日

春の嵐と戦う 壱岐編

4月22日()


かねてから行きたいと思っていた壱岐・対馬に行ってきました。
始まりはまだ真新しい七隈線の延伸区間から。

博多が終着駅ってありそうでなかった世界線ですよね。新鮮。


天神にも貼ってあった延伸ポスター。開業1ヶ月にしては結構な利用がありました。


天神で乗り換えてさらに西へ。博多港に行くフリして違う港から壱岐を目指します。


安定の103系。そういえばリバイバルカラー出ましたね(時系列ry)

そのまま唐津東港から壱岐へ。出港時刻に入港してきたので、薄々嫌な予感はしていましたが、これが悪夢の始まりでした…


この日の壱岐水道は4m近い大時化。何かにつかまっていないと客室内を転がってしまうレベルの揺れで、すでに夕方便の運休は決まっている状態でした。


最初寝そべれるシートの理由を分かっていなかったですが、この揺れっぷりは納得ですね。与那国航路のゲ○船に匹敵する酷さでした。(船内で御船印を売ってくれた方も苦笑いするぐらいにはひどかったみたいです)


それだけ揺れるとスマホ見ているだけで酔うので、2時間ひたすら音楽を聴いて壱岐入り。すぐに観光を始められる体調でたどりつけて本当によかった。。。


そんな酷な印通寺航路でわざわざ壱岐に入ったのはここに行くためでした。


日本最西端の路面電車こと、西鉄516号をついに拝見。壱岐出身の松永安左エ門が西鉄の前身こと九州電灯鉄道の関係者だったことが転じて、この島にトラムがやってきたようです。


入口側の写真はネットの海でよく見るので、ここでは反対側も。港からほど近いだけにあまり状態は良くないですが、鉄道と無縁の島だけに長生きしてほしいところ。


ちなみに館内にはこんなものもありました。


かの熊平製作所の金庫です。離島だからこそ戦火とかいろいろ免れた節はあるのでしょうが、宇品民としては誇りしかないですね。


さすがに電車だけ見て帰るのもあれなので、壱岐一番の観光スポットこと原の辻遺跡へ。一支国の王都らしく、写真みたいな建物が結構な数あるのですが、なんせ人がいない。


母数が多いので、中にはこんなごりごり修繕中のものも。歴史疎い人用に念のため書いておきますが、全部復元建物です。


実は壱岐は麦焼酎発祥の地(初知り)。気になって調べましたが、麦焼酎が壱岐以外で作られるようになったのって戦後なんですね。(壱岐では江戸時代後半から)


レンタサイクルが返却時間だったので、一度郷ノ浦港へ。
予定では芦辺港で乗り捨てて対馬に渡る予定だったのですが、北東からの強風で島の東側にある芦辺港が使い物にならず、さらには壱岐→対馬の最終便は欠航に。完全に旅程崩壊です。


ちなみに天気予報では明日も同レベルの荒れ模様。
壱岐で一泊・最終便で博多に戻って夜行フェリー(今のところ運航予定)で対馬入り・博多に戻って対馬を諦める、の三択でどれも一長一短でしたが、1時間近く考えて壱岐にとどまることにしました。

郷ノ浦港にいたヴィーナス2。本当はこれ乗って厳原まで渡るはずだったんですよね…


この日は北東からの風だったので郷ノ浦は「比較的」穏やかでしたが、何を隠そう春一番発祥の地。もうこの島は海風と切っても切れないですね…


色々考えた挙句芦辺のゲストハウスで一泊することに。最終便の路線バスで島の反対側に移動しました。


ゲストハウスに着いた頃にはすっかり真っ暗に。続編に続きます。

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