11月2日(日)
本当は最後の最後まで見届けたかった旧・跨線橋。ただ、この日はどうしても外せない用事があったがために、睡眠時間を確保するべくしぶしぶ撤退しました…(もちろん、用事がなければ最後までいたと思いますよ、たぶん。)
その代わり、生まれ変わった新生・広島駅へは誰よりも早く行ってきました。時刻は朝5時25分。
新跨線橋から旧跨線橋を。たった数時間で何とか跨線橋を切り替えただけに、この頃には切り替え工事に関わった皆さんから安心の笑みがこぼれ始めていました。
・・・ただ、まだ工事は一段落したわけではなく、営業開始が少し遅いASSE口改札では最終チェックが行われていました。跨線橋一つを切り替えることがどれだけ大変なことかを実感します。
そしてそんな新跨線橋。管理人的にはほぼ「岡山駅」にしか見えないですが、道行く人からは「新大阪みたい~」「ここはどこ、広島じゃないよね…?」といった会話がしばしば聞こえてくるもんですから、ちょっと傲慢ですが1人の鉄道ファンとして思わず感動しました。
そんな新跨線橋の階段。岩国方面の赤帯が太く、可部線の水色帯が細いですが、帯の太さで各路線のそのホームからの発着量を示しているようです。「可部線も時たま1番線から発車するよ~」とでも語りかけているようです(笑)
見るたびに思ってしまう新幹線口の英語表記が「Shinkansen Gate」な件。外国人には「Nouth Gate」の方がわかりやすいと思うんですが…
新跨線橋から旧跨線橋を。まだ旧跨線橋にも作業員の方がチラホラいらっしゃったので、 旧跨線橋もこの日は灯りが灯されていました。
芸備線以外の路線はすべて発車する2・3番線。一応可部線と呉線のホームと位置付けられていますが、実際は山陽本線の発着本数も同じくらい多いような。。。(特に2番線)
そして旧跨線橋から一足先に姿を消したDEMIOはここに帰ってきました。ただこの場所、将来的には自由通路から入れる中央改札が設置される予定ですので、 ここにマツダ車が展示されるのは一時的なものだと思われます。
一時的な代わり? と言ったらあれですが、新跨線橋にはマツダのキャッチフレーズ「Be a driver.」のポスターがこれでもかと言わんばかりに右にも左にも。仮にこの跨線橋からマツダの展示車が消えても、マツダの色は強く残りそうです。
(実際、マツダの展示車は自由通路が完成したらそちらに移ると思いますが・・・)
何でしょう、この感じ。他のホームと違ってエスカレーターの両側が壁なので、ショッピングセンターのような雰囲気も醸し出しています。
旧跨線橋のエスカレーターもこんな感じでしたが、新跨線橋は真っ白な壁。いずれはこれも黄ばんでいくんでしょうけどね・・・w
でもって、ちょうど可部線の始発電車としてマッサン電車がやってきました。なんか京都駅にも見えなくないような・・・(どんだけ例えてんねんw)
ふと目を向けてみると、前の地下通路もすっかり淋しくなっていました。 この日から西側の通路のみが使用されるようになりましたが、早く東西両側の通路を通れるようにしていただきたい…(これが乗り換えの時に意外と不便なんですよ。)
ホーム長の関係からか、4・5番ホームのみホームの岡山方が半分も閉鎖されました。ほかのホームは8両編成に対応できないからか、そこまで閉鎖されませんでしたが… なので駅名標もこのホームのみ消されています。
マッサン電車と新エスカレーターとなぜか残った吊り時計。場所的に撤去されるか移設されるとてっきり思っていましたが、結局このままに留まりました。
改札機が移設され、すっかり寂しくなってしまった旧・新在連絡改札。改札機が設置されていた窪みをなくすべく、板で覆われました。
これまで何度も時刻表が並べられたカウンターもすっかりもぬけの殻に。もはや初めて広島に来た人にはなぜここにカウンターがあるかもわからない感じになっちゃいましたねぇ。
「JR線のりば」ってなんか私鉄から乗り換えているような気分になりません? 「在来線のりば」の方がしっくりくるような気もしますが、皆さんいかがでしょうか…?
一方新・新在連絡改札に設置された電光掲示板。真ん中の時計がちょっと控えめな感じですね・・・(苦笑)
カンセンジャーと新改札。下手にあっちへこっちへと動いていたら迷子かと勘違いされかけたので、今回はこれくらいで新跨線橋に戻ります。
自由通路の工事を知らせるポスター。とりあえず新跨線橋は完成しましたが、まだこの巨大プロジェクトは途中であることを物語っています。
そんな新跨線橋に並ぶショップの一覧。まさかここにミスドがやってくるなんて思ってもいませんでしたよ。
とりあえず大まかには一式見れたので、この後はフラフラ~と細かいところを見て回ります。 まずは5番線の金網に閉ざされたエレベーター。エレベーターってどうやって搬出するんでしょうか…?
広島駅がどれだけ生まれ変わろうと、結局生き残る103系をこの日も。せっかくならこの広島駅が完全に生まれ変わるまで走り続けてほしい車輛です。
前日に「青い広島駅の駅名標が消えるかも」と思っていましたが、結局4・5番線の下関方の駅名標でさえも青いままでした。カラーな駅名標はいつになったら増えるのでしょうか…?
最後は売り切れメニュー続出で幕を下ろした1番線のうどん屋。1週間前とは違い、もう開店前の準備もしていません… 閉店したにもかかわらず掲げてある幟と暖簾が哀愁を漂わせます。
1週間前までは南口出口改札も跨線橋もうどん屋もすべて現役だったわけですが、たった1週間で一変してしまいました。時代の流れってまあ早いこと。。。
今回の跨線橋の切り替えによって、列車の停止位置も下関寄りに大きく移動しました。特に1番線や2番線はホームの先端目いっぱいに停車します。
6番線がないことを強調するかのようにわざわざ「2・3・4・5・7・8・9」と表記された案内板。話がそれますが、最近6番線に車両が止まっている光景とか見かけませんね・・・
消えゆくものたち。まだ旧跨線橋に灯りは灯されていますが、その周りに誰もいない辺りが何とも言えない風景でした。
生きている駅名標と消えた駅名標。近々この光景から自販機も消えると思います。
で、今日一番の衝撃を感じた写真。なんとなくシャッターを切ってみたはいいものの、いざカメラで確認してみると一瞬どこかわからなくなるようなアングルでした。跨線橋がまだ馴染んでない証拠です。。。
でもって、せっかくのマッサン電車だったんで1番線からも。青と黄色の組み合わせってどうなん…?
ストッピーHMつきK-07編成の梅林行き。来年も105系のストッピー号は広島色になるかなと気になるばかりです。
2面2線の新駅に103系が…といったシチュエーションにも見えなくないような。鶴見線の駅でしょうか(違)
これまで時たまマルチプルタイタンパーなどの保線車両が止まっていた2番線・引込線は完全に金網に覆われていました。もうここに列車は来ないということでしょう……
鏡じゃないですよ、4番線と5番線にそれぞれ「末期色+広島色」の編成が並びました。こういう光景も朝だけですね~
夜明けの空をバックに旧跨線橋を。この頃には作業員の皆さんも一通りの任務を終えたのか、2番線に集合して反省会のような集いを開いていました。本当お疲れ様でした。
またまたストッピー号ですがL-02編成。考えてみれば227系にも数年後にはストッピーのヘッドマークがつくとなると、ちょっとわくわくしちゃいます。
そして跨線橋の上に移転したうどん屋さん。今度は「驛麺家」という立派な名前までついています。もちろん、名物の赤うどんも継承されいます。
最後は旧跨線橋を見るべくカフェへ。改札内からはフェンスで見ることができませんが、ここからなら遮るものもなく見ることができます。
誰も見ていないはずなのに「調整中」の表示をし続ける電光掲示板。そして真ん中の吊り時計はまだ時を刻んでいました。
フェンスが設置されて完全に入れなくはなったものの、まだ時を刻みながら生きていた跨線橋でした。
最後は軽く新幹線口で撮影。残り2台となったミリオンガーラの1台、26656号。この日は米子まで足を延ばしていました。
もはや広島エリア最古級のハイデッカー車となった広島バスの7HD。突然消えそうで怖い車種の一つです。
朝の部最後は電バスのエアロキングさんで。いつもは逆光のこのアングルも、この日は曇天だったがために悪くはない感じにまとまりました。
そして昼。227系が日中に呉線試運転をしているということで広島駅へ。さっそく新跨線橋と絡めて見ました。(雑)
今回はA01編成。これで今のところ出場している3編成すべてを撮れました。何気に日中の広島駅で227系を見るのはこの日が初めてでした。
そして念願のアングルもとりあえずゲット。もう少し227系のレア度が下がったくらいに遊び心で227系の先頭とこの赤い駅名標を絡めて見たいと思います。
そして折り返して入庫へ。日曜の昼過ぎということもあって、ドクターイエロー並みのギャラリーが227系にカメラを向けていました。少しずつながらも、確実に鉄じゃない人へも227系の認知度を広げてきているようです。
227系と青い駅名標、そして旧跨線橋。この組み合わせもあと何回見れるのやらと思いつつ、227系の帯が瀬戸内色のように青かったら駅名標とマッチしていたのになぁとも思う今日この頃。(「青帯にしたら521系じゃん」のツッコミは無しで)
そしてお昼は先ほどの驛麺家で赤うどんを。これまでの1番線の少し渋いうどん屋とはうって変わって、明るくカフェのような今どきの店内になりました。
最後はこの写真で。「↑1」の左側に少しスペースがあるあたり、将来はここに「←出口(中央改札)」みたいな看板ができるんだなと思うと胸が躍った瞬間でした。
今回の生まれ変わった広島駅に賛否両論あるようですが、最終的には「この光景こそが広島駅」といった意識に落ち着くと思います。まあ岡山駅と瓜二つなのはどうにかしたいところですが…
とはいえ工事はまだ途中。これからどれだけ私たちを驚かせてくれるような広島駅に生まれ変わるかに期待です。
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